ほんとうに終わる
10月ごろから、もう今年もおわりですね〜なんて言っていたけれど、今日でほんとうに2014ねんが終わるだなんてしんじがたい、なんだかうそっぽい。
今日も今日とてこれからアルバイトちゃん。
あした1日ゆっくりしたいので今日はバイト終わったら(とは言え何時になるのか)すみやかに帰宅しようと思っていたのだけれど彼がちょっと飲みに来なよーとのたまう。
ちょっと飲んで初詣行ったら帰すとおっしゃるので、では朝には帰れるなと見越し了承した。電車終日運行の弊害。
今年はあまり彼に会えない1年だったなと思う。
しかし街には人がおおい。
客層もいつもと微妙にちがう。じもてぃ〜、みたいな。ツレまじサイコー、みたいな。やんちゃか、みたいな。
おだやかじゃない。
クリスマスもカップルが多かったけれど、年末もなかなかカップルがおおい。中年のカップルがおおい。わたしはクリスマスより年末に、今年もいい1年だったねって恋人と飲みに出かけられるようなひとになりたいと思った。
それにしても街には人がおおい。
この1年間、街のことばかり考えた。
街、というのはおもに東京で、もっと言えば渋谷と原宿あたりで、修論だいたいまとまり、それももう終わりという感じ。
思えば河原町のことなんてちっとも考えなかった。河原町とか木屋町とか、三条と四条とか、あのへんがきっと京都の街だ、でもあのあたりのことを皆なんと呼んでいるのかさえわたしはよく知らない。あのあたりで買い物をしあのあたりでご飯を食べあのあたりでバイトをしているのに、知らない。
年を越すな、これからバイトなのだから今年最後に聴く曲、と思って、わたしはやっぱりシロップを聴いた。
今年も、十年前と同じ曲ばかり聴いた。おどろくことにわたしは十年前からちっとも進歩していない。同じ音楽ばかり十年も聴いている。年寄りみたいだ。この十年で好きになったものももちろん少なくはないけれど。
雨が降ってきた。アンディモリきいてる。今年もいろんなひとががんばって生きたのじゃないかなあと想像する。そんな人たちがおだやかな年末をむかえられますように。そんな人たちによい1年が待っていますように。
昨日スケボー持ってひとりで来店されたお兄さん、三杯くらい飲んで、安すぎて申し訳ないんで、とお釣りを置いて行った。お兄さんがよい年を迎えられますように、このお兄さんに幸あれ、とこころのなかで祈った。