おやすみなさい

日記以上の意味も価値もない

手紙と日記

日記と手紙が好きだ

 

昔から手紙が好きだった

わたしは口下手で、でも手紙だとすなおなことが言えるから

初めて字が書けるようになって、きっと多くの子供はお母さんに手紙を書く

みんな同じような言葉並べて

そのうち幼稚園の友人たちに

好きだった男の子に、バレンタインのチョコレートに添えて

小学生になると、メモ帳をハート型に折って授業中に回しあった

中学生になって初めて付き合った男の子にも手紙を書いたな

今日一緒に帰ろうとか 次どこで遊ぶとか

ノートの切れはしに、ギザギザの字 男の子ってずっと字が変わらないんだなあ

 

そのうち手紙を書かなくなった

メールも送らなくなった

人と何を話していいか分からない

わたしは代わりにインターネットに日記を書くようになる

 

いつも誰かに宛てて手紙を書いた

誰だったかは、そのときどきだけれど いつも

好きだったバンドマンだとか 会わなくなった友人とか

そういう気持ちをきっと忘れたくなかった いつか忘れるものだと知っていたから

手紙はいい 出しても出さなくても

出せば相手はきっと喜んでくれる

出さなければその気持ちごと自分のものになる

 

大人になって、みながかんたんには手紙をかかなくなって

手紙ってやっぱたいそうなんだ

ぼんやり思っていることをはっきり文字に起こすのってけっこうめんどくさい

ちょっと違うだけですごく気になるし

空気を型にぎゅうぎゅう押し込んでいるかんじがして正しいのかどうかもよく分かんない

わざわざそんなことをするんだから、一大事だ おおぎょうなことだ

でもそのくらいの気持ちはある

 

最近、ときどき手紙を書く 出すやつ

普段お世話になる人の誕生日に、プレゼントに添えて渡したり

手紙までいかなくとも、ちょっとしたメッセージカードを添えるようにしている

単純に自分がそういうのが好きなだけなんだけど

好きなだけなんだよな結局

何か書いたりするのが 思ってる考えてることが文字になるとうれしく思う

これだけ気持ちがあるんだから、せっかくだから形にしよって思うようにしている せっかくなので

 

そういえば、中学生のころの友人も、近頃手紙を書いている

好きな役者の好きなところを熱心に綴る そして送る

そこにはほんとうに気持ちしかない

読んでるか読んでないかも分からない でも形にして伝えたいって思うから送る

手紙ってぜんぶラブレターだよね

 

日記もたぶんそういうかんじ

今わたしは誰に宛てて手紙を書いているんだろう

きっと、昔の自分とか、未来の自分とか、そういうの

今ここにいない自分に向けて手紙を書いている いつかこれが意味を成すと思って

 

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