おやすみなさい

旧nikki desu

10月終わり11月始まり

 

雨がざあざあ降っている。11月になった。

先月バイト先では大学生の女の子と男の子がやめて、今月から新しい人(性別不明)がやってくる。メンバーが固定化されてきて退屈していたからうれしい。新しい刺激大好き! 大好き! 早く会いたい!!

女の子かな。男の子かな。学生かな。フリーターかな。何が好きで何が嫌いな人なんだろう。お酒は好きなのかな。初対面のさぐりさぐりの会話を楽しみたい。「え、ちなみにおいくつくらいなんですか? あ、学生さんですか~。同志社なんですか~、ここ同志社のひと多いですよ~。え、なに勉強されてるんですか? へ~なんか難しそうですね、サークルとか入られてるんですか? え~すごい~! どんなかんじなんですか~?」

どこ行っても同志社の人っていっぱいいるよね。街中で出会うひとも同志社ばかりだよね。同志社立命、京大あたりはぽいぽいいるけれど、他の大学の人はあまり見かけない。なんでだろ。

 

そういえば、ハロウィンも終わった。

ハロウィン、すごい怯えていたんです。コスプレした浮かれた女子大生の集団でもやってきたらどうしようと思って。でも今思うと女子大生の集団が来店したことなんかまあほぼなかったわ。安心だった。

渋谷はすごかった、と友人Aに聞いたりネットニュースで見たりした。大阪もまあひどかったよ、と友人Bも言っていた。

31日はほんと、給料日後だし連休前だしハロウィンだしでどうなるかと思ったけれど、ふつうにふつうの忙しい日だった。

カウンターが常連さんでみっちり埋まったときにはどこから手を付けていいのか分からず途方に暮れたけど。一気にファーストオーダーが通ってしかもめんどうなカクテルと生ビールばかりでなのに洗い物溜まりまくっていてグラスもないしでもホールの人たちは自分がひと段落ついたものだからデシャップに溜まっておしゃべりしてる、ってときくらい途方に暮れた。ちょっと洗い物くらい手伝って~ってときの気持ち。端のお客さんでいいからおしゃべりしてて~って思ってた。

 

いつもはうちの店は仕事帰りのサラリーマンが多く、客層はだいたい30代~40代、おじいちゃんも多い、ってかんじなのだけれど、連休中や祭の際にはぐっと客層が若返る。20代~30代前半。

いかにも大学生みたいな団体が来ると、うわっ若い、と思う。この連休もまあ若かった。精気を吸い取られた気がする。

烏丸のほうや木屋町はなかなか浮かれていたと聞いたけれど、店のなかや帰路はあまり浮かれた様子もなく安堵した。帰りの駅で、蜂の格好をした化粧のくずれた女子(20代後半と見える)を一人見ただけだった。哀れだった。

 

家に帰ってツイッターを覗くとひどかった。

ツイッターは専ら知人友人のつぶやきを覗くために利用しているのだけれど、なにこれ、わたしが捻くれているから周りにも捻くれている人が多いのかな。それとも世間の総意がこっちに傾いてきている? 皆してハロウィンに浮かれている人々に対して苦言を呈していた。

コスプレしたいだけじゃん/ハロウィンで騒ぐようになったのってここ数年だよね/人多すぎ街混みすぎ皆浮かれすぎ/等が主な意見でした。

いや、ここまで皆して疑念を抱かれると天邪鬼なわたしはその疑念に対して疑念を抱いてしまうからやめておねがい。なにわたしの歪んだ天邪鬼ゾーンに土足で踏み込んできてるの? 逃げるよ!(荷物を纏めて泣きながら足早に駆け去る) って気持になった。

別に故意に世論に反論しているつもりはないんです。自然とというか、ぬるっとというか、皆がしたり顔でそう言っていると、いや、そうは言うけどでもさあ、って気持になるんです。どっちの気持も持ち合わせているバイプレイヤーなんです。どっちもうその気持じゃないんです。うん、ディベートとか得意かもしれないね。生まれなおして教育を受けたらディベートの旗手になれるかもしれない。

ということで、本年のハロウィン総括としては、ゴミ捨てて帰るとかは論外だけれど、人の迷惑にならない程度に勝手にコスプレして勝手に楽しんでるぶんには楽しいしカワイイんだからいいじゃん! 羨ましいならお前もやれよ! あ、もしかしてできないの? ンフフ、みたいなところに辿り着きました。いちいち意地が悪くていやになる。

 

 

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意地がわるいので、目の怖いマネキンを見つけてつい寄りで写メってしまいました。