(依然として)何者でもない私へ
シロップ16グラムのライブをなんばハッチに見に行った。
前夜、調子に乗って飲みすぎてしまい始発で帰宅、そのまま服を脱ぎ捨てはだかで眠っていた。
夕方の6時には飲み始めていたので12時間ほど飲んでいたことになる。
目がさめると15時。二日酔いだった。
いい歳してなぜ酒を適量で止めることができないのか。翌日後悔することがわかっているのになぜ手を止めることができないのか。なぜ初めから終わりまで同じペースで飲み続けてしまうのか。酔えないならまだしも、酔ってなお、なぜ更なる酔いを求めてしまうのか。
自分のばかさに毎度のことながら心底呆れる。ほんとばかじゃないのか。というかばかだ。
だいたい、分かってるんだ、10杯を超えるとたいがい二日酔いになる。昨日は氷結ストロングを一気してから家を出て、ビールを5杯、スパークリングワイン3杯、チューハイを6杯飲んでいる。完全に二日酔いコースだった。
トイレとお友達しながら、もう今日はやめておこうかという考えが何度も頭をよぎった。一方で、シロップのライブだけはなにがなんでも行ってやるという執念もあった。吐きながら前日の化粧を落とし吐きながらシャワーを浴びて吐きながら化粧をして最後に歯はきちんと磨いて家を出た。
幸いそれ以降催すことはなかった。7年目にもなると、二日酔いスキルも向上してくるものなのだ。一年前のアートスクールのライブを思い出した。
ライブといえば昔は一大イベントで、一日掛かりの大仕事だった。物販の始まる何時間も前から会場にたむろして、ソワソワソワソワと気分が落ち着かなかった。ライブが終わっても帰りたくなくて、会場から離れるのが嫌でしかたなかった。
今は、ライブが始まる直前に会場に入るし最前ダッシュもしない。お酒を飲みながらライブを見るし、友人がいればライブのあとはそそくさと飲みに行く。
COPYを発売してから16年、オリンピックが4回過ぎた、と五十嵐さんが言った。
わたしはいつも、10年間同じ音楽ばかり聴いている、と言っていたが、もはや10年どころではなかった。時が過ぎてゆくのって、意識しなくなってしまうと、ほんとうに早いよな。わたしはいつまで14歳のつもりなんだろう。
グッズは、Tシャツ2枚と缶バッヂを買って帰った。
追伸、She was beautifulではじまって土曜日で終わる流れって最高としか言いようがないし、Share the lightとクーデター〜空をなくすはやっぱりため息でるほどかっこいい。